さくらのクラウド:2021年1月第4週の更新情報

さくらのクラウド

さくらのクラウド、先週(1月第4週)のアップデート情報をお伝えします。第3週は主だった更新がなかったため、更新を休みました。

さくらのクラウドニュース

さくらのクラウドニュース」とは、さくらのクラウドの最新情報や、開発に役立つ情報をお伝えするブログです。

1月第4週は1件の更新がありました。

ウェブアクセラレータで Let’s Encrypt 自動更新証明書機能を提供開始しました(2021年1月28日)

ウェブアクセラレータ は、画像などのデータをキャッシュして配信するCDNに分類されるサービスで、アクセスのあったトラフィック量に対する課金モデルを採用しています(1GiBあたり5円、 詳細はサービスサイトをご覧ください )。

さくらのクラウドのコントロールパネルからの操作ですが、このキャッシュ対象となるのは、さくらのレンタルサーバやさくらの VPS などでも利用いただけます。一般的にウェブサーバに対するアクセスが集中すると、サーバに対する負荷が上がってしまったり、サーバの同時接続数の上限を超えるなどし、サーバに接続なることは多々ありえます。

このような場合、一般的にはロードバランサなどを使って、ウェブサーバを複数台横に並べる、いわゆる水平スケールをするでしょう。トラフィックを分散してアクセスのピークに備えること。

とはいえ、予備サーバが予算的・案件的に認められる場合であればよいのですが、常時不要なサーバを展開することはコスト増や、日々のメンテナンスが手間になりがちです。まして、突発的なアクセス(テレビに意図せず露出する、SNSでバズる、ニュースサイトに突然掲載される)があったとしても、気が付いた時には既にアクセスピークで手の施しようが無いことも。

仮にサーバの処理性能が高く、負荷に耐えうる設計だとしても、コンテンツ(ウェブサイト上の画像がほとんどでしょうか)の容量が比較的大きめのサイトであれば、ネットワークに出て行くインターフェースが溢れかえたり、ウェブサーバの同時接続数を超えることもありえます。

ウェブアクセラレータのようなCDNがなければ、仕方がありませんでした。

コストを許容できない場合、あるいは、ピーク時がいつ来るか分からないけれども備えたい。そうであれば、事前にウェブアクセラレータ設定いただくことで、急激なピークに備えられます。

アクセスが発生しなければ余分な料金も増えませんので、通常時に少しでもサーバの負担を下げたい場合にも役立つでしょう。

このウェブアクセラレータは、皆さまが お持ちのドメイン名で SSL 証明書を利用できる だけでなく、自由に使うことができる Let’s Encrypt の証明書発行や自動更新にも対応 しました。

これまで TLS (アドレスが https:// )への対応を検討されていた方には、技術的なハードルが高かったのですが、コントロールパネルの操作からご利用いただけるようになりました。具体的な手順は 設定ドキュメント をご覧ください。

(※さくらインターネット株式会社は、 Internet Security Research Group(ISRG)が運営する Let’s Encrypt のシルバースポンサー です)

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